1996年1月1日、天皇杯サッカーで初優勝し大喜びの(右から)森山、伊藤裕、浅野、飯島らグランパスイレブン=国立競技場で
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名古屋グランパスは7月22日に開催されるアーセナルとの国際親善試合(豊田スタジアム)の前座として、初のOB戦を開催する。アーセナルのベンゲル監督がかつてグランパスを率いていた縁から、1995、96年当時のメンバー25人以上が集まり紅白戦をする。
在籍期間限定ながら、グランパスがOB戦を開催するのはクラブ誕生22年目で初めて。ベンゲル監督率いるアーセナルがグランパスと対戦することがきっかけになった。
ベンゲル監督が就任した95年は、グランパスにとってターニングポイントの年。93年のJリーグスタート以来2年間、お荷物チームと呼ばれるくらい弱かったが、ベンゲル監督が強化し、リーグ優勝を争うチームへと導いた。ベンゲル監督は同年Jリーグ最優秀監督に選出され、ストイコビッチがMVPに輝いた。
その2人が監督として激突するスペシャルマッチを彩るのが、歴史を変えたOBたち。96年1月、天皇杯初優勝したときのメンバー、森山泰行、小倉隆史、平野孝(いずれも現解説者)、岡山哲也(中京大中京高監督)、大岩剛(鹿島コーチ)らが世界的名将との再会を懐かしむとともに、久しぶりにグランパスのユニホーム姿を披露する。グランパスの伊藤裕二、飯島寿久両コーチを含め25人以上が集合。30分程度のOB戦で会場を盛り上げる。
ストイコビッチ監督はアーセナル戦の指揮を控えるため出場は確定していないが、短い時間だけでもプレー姿が見られるかもしれない。
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