平成19年1月15日紹介分
- 紹介者(塚田幸司書)からひと言
1月は、三重県に関する本のなかから、新刊2冊と建築を楽しむ本3冊を選びました。
『アーキテクテク 東海の現代建築ガイド』は、東海地方4県の現代建築のガイドブックです。『幻の都市計画 残しておきたい構想案』は中部地方の開発計画のなかから、実際には実現しなかった幻の構想の数々をまとめたものです。2冊とも三重県内の事例が紹介されています。『リボーンの森』は4人の少年少女の成長を描いた物語で、作品の舞台であるD町は志摩市大王町がモデルとなっています。この本は、十代の子どもたちに「ものづくりの楽しさや建築の面白さ」を伝える活動をしているNPO団体「建築大好き塾」が、活動の際の副読本として企画したものです。作品中では実在する建築物の特徴や工夫などについても、さりげなく紹介されています。