ダウとS&P500反発、オラクル決算重しでナスダックは3日続落
[ニューヨーク 21日 ロイター] - 21日の米国株式市場は、ダウとS&P総合500種が反発。前日発表されたオラクル(ORCL.O: 株価, 企業情報, レポート)の決算が重しとなり、ナスダックは3日続落した。
米連邦準備理事会(FRB)の量的緩和縮小への懸念が続くなか、不安定な値動きとなりナスダックは一時1%超下落した。
ダウ工業株30種.DJIは41.08ドル(0.28%)高の1万4799.40ドル。
ナスダック総合指数.IXICは7.38ポイント(0.22%)安の3357.25。
S&P総合500種.SPXは4.24ポイント(0.27%)高の1592.43。
週間ベースでは、ダウが1.8%、S&P総合500種が2.1%、ナスダックが1.9%、それぞれ下落。3指数とも週間ベースの下落率としては4月以来の大きさとなった。
S&P総合500種は上昇して始まった後、一時下げに転じたが、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のFRBの量的緩和見通しに関する記事を受けて値を戻した。同紙は、FRBの資産買い入れ規模の縮小は、一部で予想されるほど早期に実施されない可能性があるとの見方を伝えた。
この日は、ニューヨーク証券取引所、ナスダック、NYSE MKTの3市場の出来高が約102億9000万株と、年初来の1日平均の約63億6000万株を大幅に上回った。 続く...