その他

米オラクル3─5月期は新ソフト販売さえず、株価急落

2013年 06月 21日 07:58 JST
 
  • Mixiチェック

[サンフランシスコ 20日 ロイター] - 企業向けソフト大手の米オラクル(ORCL.O: 株価, 企業情報, レポート)が発表した第4・四半期(5月31日終了)決算は、今後の業績の試金石となる新たなソフトウエアライセンスおよびクラウド経由のソフトウエアの売上高が1%増の40億ドルとなり、伸びは同社が示していた1─11%増の予想レンジの下限にとどまった。

同社はクラウド経由でソフトウエアを提供するライバル勢の攻勢を受けており、競争激化に直面している。

新たなソフトウエア販売は、高利益率で、かつ長期のメンテナンス契約につながるため、今後の利益見通しを占う上で注目されていた。同社は発表を受け、オラクル株価は急落した。

総売上高は横ばいの109億ドル。トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめた111億2200万ドルを下回った。

純利益は10%増の38億ドル(1株当たり0.80ドル)。調整後の1株利益は0.87ドルだった。

サン・マイクロシステムズ買収で取得したハードウエア部門の売上高は13%減の8億4900万ドルだった。

オラクルは株式の上場先を7月から現在のナスダックからニューヨーク証券取引所に変更する方針を明らかにした。また四半期配当を2倍に引き上げ、1株0.12ドルとするとしている。

オラクル株価は通常取引を2.58%安の33.21ドルで終了した後、時間外取引で4.67%安の31.64ドルをつけた。

 

注目の商品

最新ニュースのほか、ブログやコラム、スライドショーなどの最新情報をお届け