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【プロ野球】

則本プロ最短5イニングKO 制球苦しみ4失点

2013年6月22日 紙面から

楽天−ソフトバンク 5回を投げ、9安打4失点の則本=郡山で(冨永豊撮影)

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◇ソフトバンク13−2楽天

 ソフトバンクが今季最多で毎回の21安打を放ち、13点を奪って2位に浮上。2回に柳田の適時打などで2点を先行、4〜9回と毎回加点した。内川と今宮が4安打。摂津が6イニング1失点で7勝目。楽天は投打に精彩を欠き、3位に後退。

     ◇

 リーグ再開戦でイヌワシ投手陣が大炎上だ。先発の則本がプロ最短の5イニングKOを食らうと、救援陣もガソリンを背負ってマウンドに上がる。終わってみれば、今季ワーストの被安打21。「気持ち良く打たれすぎ。(投手陣は)もっと腹を立てないとイカン」。13失点での3位転落に、星野監督の表情は悲しみに沈んだ。

 しかもこの日は星野監督、コーチ、選手たちは、いつものクリムゾンレッドではなく「TOHOKU GREEN」と名付けられた緑色のユニホームを着用した。今季、地方球場とKスタ宮城の一部の試合、合計29試合で使用されるユニホーム。「お披露目試合」で散々な試合をしてしまった。

 交流戦2位でつかんだ勢いと自信があっけなく砕け散った。誤算の始まりは則本だった。チームでは田中に次ぐ6勝を挙げているルーキーは4失点。「毎回走者を出して、流れが悪かった」と肩を落とした。2番手ハウザー以降も失点を重ね守備も3失策と乱れた。これで交流戦王者に勝とうというのは虫が良すぎる。

 この日の朝、指揮官はコーヒーをすすりながら表情を曇らせた。「またこれから、強い相手と戦わないといけないな」。交流戦では西武以外のパ5球団が貯金を稼いだ。セ相手のように白星を稼ぐことは難しい。懸念していた以上の残酷な結果だった。 (井上学)

 

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