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【プロ野球】

雄星粘って8勝 7イニング無失点で防御率1位キープ

2013年6月22日 紙面から

西武−オリックス 力投する西武先発の菊池=西武ドームで(安藤由華撮影)

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◇西武2−0オリックス

 西武の菊池が7イニング無失点で8勝目。再三走者を背負いながら要所で踏ん張った。打線は6回1死二、三塁からヘルマンがこの日3安打目となる中前適時打を放って2点を挙げた。オリックスは序盤の好機を生かせず今季4度目の零敗。

     ◇

 ギアを一つ上げた。味方が2点を先制した直後の7回だ。西武・菊池の目の色が変わった。140台後半のストレートで押しまくって三者凡退。「リーグ再開の初戦。勢いを付けるために気持ちで投げた」。8勝目に左腕が胸を張った。

 7イニングを5安打無失点。ピンチは何度もあった。初回無死一塁では川端が試みた送りバントを巧みなフィールディングで阻止し、4回2死一、二塁は、けん制で一走を刺した。6回には連続四球などで無死一、二塁とするもバルディリスを見逃し三振。渡辺監督は「走者を出した後によく粘った」と、チームの勝ち頭に目を細めた。

 9回1死まで無安打投球を続けた前回6月12日の中日戦(西武ドーム)の投球ではなかった。それでも「前回みたいにはいかないと思っていた。今までできなかった、こういう勝ち方ができたことが大きい。いい経験になった」。悪くても勝ちにつなげる投球。今月17日に誕生日を迎えた22歳は自信を深めた。

 今季の目標に掲げた「2桁勝利」まであと2つ。「一つ一つ勝っていきたい」と謙虚に語るが、リーグトップの防御率も1・30とした若獅子が、レオをけん引する。 (山田孝人)

 

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