「そうです」との答えを聞いたとたん、包丁男は女性を羽交い絞めにし、腹部や背中などを次々と刺した。
悲鳴を上げて猛抵抗した女性は、辛うじて男を振り切ったものの、間もなくばったりとその場に倒れた。110番で駆けつけた警察官らが取り押さえ、男は女性への殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された。最初の事件から、わずか10分ほどの間の凶行だった。
刺された男性、女性はともに重傷。男は「生粋の日本人なら何人でも殺そうと思った」などと供述しているが、その言動は支離滅裂だという。統合失調症で精神科への通院歴もあると報じられており、大阪府警は現在、刑事責任能力の有無も含めて調べを進めている。
なお上記のような事情からか、時事通信や読売テレビが氏名を掲載したのを除き、朝日を始め新聞各紙は単に「韓国籍の無職男」と報じている。テレビもニュースでは報じられたが、ワイドショーなどでは積極的に取り上げる動きはなく、男の素性などはいまのところ明らかになっていない。
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