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北朝鮮の国連大使 異例の会見
6月22日 6時19分

北朝鮮の国連大使 異例の会見
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北朝鮮が6カ国協議への参加の意思を示すなど、対話に応じる姿勢を見せる中、北朝鮮の国連大使が21日、ニューヨークの国連本部で異例の記者会見を行い、「わが国は和平に向けたアメリカとの対話を望む」と述べて、アメリカに対し対話に応じるよう重ねて求めました。

このなかで、北朝鮮のシン・ソンホ国連大使は朝鮮半島で緊張が高まった原因は、アメリカの北朝鮮に対する敵視政策にあると指摘したうえで、「アメリカが姿勢を改めない限り、核による抑止の政策は絶対に放棄しない」と強調しました。
そのうえで、「1953年に締結した朝鮮戦争の休戦協定に代わる新たな和平に向けた合意を結ぶべきだ」として、アメリカに対し、そのための対話に応じるよう重ねて求めました。
また、北朝鮮による核実験などを受けて行われている国連安保理の制裁について、シン大使は「どの加盟国もアメリカが進める制裁や脅迫に従わないよう求めたい。われわれは、制裁決議の一行たりとも認めない」と述べて、これを完全に拒否する姿勢を示しました。
北朝鮮の国連大使が国連で会見を開くのは異例で、2010年に起きた韓国の哨戒艦沈没事件を受けて北朝鮮の立場を主張した時以来、3年ぶりのことです。
北朝鮮としては、国際社会に向けて対話の姿勢を強調することで、アメリカが対話に応じるよう促すねらいがあったとみられます。

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