トップページ社会ニュース一覧もんじゅ 新たに約2300件点検漏れ
ニュース詳細

もんじゅ 新たに約2300件点検漏れ
6月21日 21時51分

もんじゅ 新たに約2300件点検漏れ

およそ1万件の点検漏れなどで、運転再開に向けた準備作業を行わないよう命令を受けた、福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」で、新たに、およそ2300件の点検漏れなどが見つかったことが分かりました。

福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」では、およそ1万の機器で点検漏れなどが見つかり、先月30日に国の原子力規制委員会が日本原子力研究開発機構に対し、保守や管理の体制を改めて構築するまで運転再開に向けた準備作業を行わないよう命じています。
原子力機構は、今月3日から行われていた原子力規制庁による保安検査に合わせて、これまで調べていなかった部署についても点検漏れがないか調べました。
その結果、冷却用のナトリウムが付着した機器を洗浄する設備などで、合わせておよそ2300件の点検漏れなどが見つかったということです。
また、これまで点検済みとしていた機器の中にも、点検が済んでいないものが2100件見つかり、中には制御棒の動きを確認する装置など安全上重要な機器が含まれているということです。
国の原子力規制庁は、これらの一部が保安規定違反に当たるとみて、詳しい調査を進めることにしています。
「もんじゅ」の弟子丸剛英所長代理は、「未点検の機器が増えたことで、さらに信頼を落とすような事態になり大変申し訳ない」と話しています。

[関連ニュース]
k10015484251000.html

[関連ニュース]

  自動検索

このページの先頭へ