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双葉町 埼玉の仮役場から荷物搬出6月15日 15時54分
原発事故のあと、役場の機能を埼玉県加須市に移していた、福島県双葉町は、役場の機能をおよそ2年3か月ぶりに福島県内に戻すため、15日、埼玉県の仮役場から荷物を搬出する作業を行いました。
福島県双葉町は原発事故で全域が警戒区域に指定されたため、埼玉県加須市の元高校の建物で業務を続けてきましたが、復興に向けた取り組みを本格化させたいとして、役場の機能を福島県沿岸部のいわき市に移すことになり、14日から引っ越しに向けた作業が始まっています。
15日は荷物の搬出作業が行われ、業者が書類やパソコンなどが入ったおよそ900個の段ボール箱をトラックの荷台に次々に積み込むと、いわき市に向けて出発しました。
双葉町の武内裕美総務課長は「多くの人の支援を受けてやってこれた。いわき市に移転してからは、復興への決意を新たにして業務に当たっていきたい」と話していました。
役場がある元高校の建物は、震災後に運営されている唯一の避難所にもなっていて、役場の移転後も100人を超える町民が避難生活を続けるため、一部の職員が残り、対応を続けるということです。
午後には搬出作業はすべて終わり、16日はいわき市の仮設の庁舎に荷物を運び込む作業が行われ、17日から新しい役場で業務が始められます。
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