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双葉町役場 週末も移転の作業6月15日 11時57分
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原発事故のあと、役場の機能を埼玉県加須市に移していた、福島県双葉町は、役場をおよそ2年3か月ぶりに福島県内に戻すため、荷物の搬出作業を行っています。
福島県双葉町は原発事故で全域が警戒区域に指定されたため、埼玉県加須市の元高校の建物で業務を続けてきましたが、復興に向けた取り組みを本格化させたいとして、役場の機能を福島県沿岸部のいわき市に移すことになり、14日から引っ越しに向けた作業が始まっています。
15日は午前中、荷物の搬出作業が行われていて、業者が書類やパソコンなどが入ったおよそ900個の段ボール箱を次々にトラックの荷台に積み込んでいました。
双葉町の武内裕美総務課長は「多くの人の支援を受けてやってこれた。いわき市に移転してからは、復興への決意を新たにして業務に当たっていきたい」と話していました。
役場がある元高校の建物は、震災後に運営されている唯一の避難所にもなっていて、役場の移転後も100人を超える町民が避難生活を続けるため、一部の職員が残り、対応を続けるということです。
役場機能が福島県に戻るのはおよそ2年3か月ぶりで、16日はいわき市の仮設の庁舎に荷物を運び込む作業が行われ、17日から新しい役場で業務が始められます。
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