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避難区域の市町村で初 除染作業終わる6月15日 4時17分
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原発事故の影響で避難区域に指定されている福島県田村市で、除染作業がすべて終わったことが、環境省などへの取材で分かりました。国による除染が進められている県内の11の市町村で、作業が終わったのは今回が初めてです。
東京電力福島第1原発の周辺の福島県の11の市町村では、原発事故で広がった放射性物質を取り除く除染作業を国が直轄で行っています。
このうち、田村市では東部の都路地区が住民の帰還に向けて「避難指示解除準備区域」に指定され、除染作業が進められていましたが、14日までにすべて終わったことが環境省などへの取材で分かりました。
避難区域に指定されている市町村で、除染作業が終わったのは田村市が初めてです。
田村市の除染作業は、去年7月から始まり、予定されていたおよそ120世帯の住宅のほか、道路や農地など合わせて570ヘクタールについて、当初の計画から3か月遅れて10か月余りかかったということです。
環境省では、今月23日に住民を対象にした説明会を開き、除染の結果について説明したいとしています。
除染作業を巡っては一部の市町村では、本格的な作業が始まっておらず、国には住民の帰還に向けたスピード感のある対応が求められています。
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