(台北 15日 中央社)交通部観光局は14日、二十四節気の1つ、夏至(今年は6月21日)に食べるのにふさわしい食べ物の上位10位を発表、愛玉(寒天状のゼリーにレモンシロップをかけたもの)は食材の取得や保存が海外進出に有利であることなどによりマンゴーのかき氷を下し、トップ1に躍り出た。
“夏の海外旅行は台湾に限る”というイメージを作り出そうと、観光局は今年、夏至のキャンペーン「台湾夏至235(愛上我)」を初めて開催。“235”は北回帰線の北緯23.5度を表し、また「愛上我(私を愛して)」の中国語発音にかけた語呂合わせでもある。
夏至をめぐる食べ物トップ10の選出は関連イベントの1つで、観光局では“MVP”選出後、海外向けにそのおいしさをPR、海外から一人でも多くの観光客を誘致したい考えだ。
先月から始まったトップ10選出は、インターネット利用者の人気投票(20%)と専門家の審査(80%)によって選ばれた。ネット投票では日本人観光客の間でも人気の高いマンゴーのかき氷は一位に選出されたが、「愛玉は台湾独特のデザートだ」との専門家の意見で逆転負けした。
愛玉とマンゴーのかき氷以外、仙草ゼリー、スターフルーツジュース、酸梅湯(梅のジュース)、生牛乳(花蓮・瑞穂)、サボテンのアイスクリーム(離島の澎湖)、スイカ、薑汁番茄(しょうが汁、醤油、砂糖を材料としたタレとトマト)、冷やし中華もランク入りしている。
「台湾夏至235」は夏至当日の21日午後、北回帰線が通る嘉義県で人々の幸福を祈る願いが込められた1000人規模の手をつなぐイベントがクライマックスとして開催され、来場者には夏至の美食ナンバーワンの愛玉がふるまわれる。
(編集:荘麗玲)