ピークシフトで節約可能 東北電 来月から新料金
東北電力は20日、7月1日から新たな料金メニュー「ピークシフト季節別時間帯別電灯」を導入すると発表した。新料金メニューは夏の電力需要の「ピーク時間」(午後1時から同4時)の使用量を減らし、別の時間帯に移行することで電気料の節約につなげる。
「ピーク時間」の料金単価は1キロワット時につき48円28銭とし、「ピーク時間」以外の昼間は使用量に応じ1キロワット時につき17円99銭~32円39銭に設定。夜間時間(午後11時~翌朝午前7時まで)は8円41銭とした。東北電の試算では標準的な家庭でピーク時間帯の抑制が可能な場合、1カ月当たり400円程度の節約になるという。
ピークシフトを優遇する料金体系は電力各社で導入が進み、東北電は国に申請した7月の値上げに合わせて始める計画だった。値上げは9月以降にずれ込む可能性があるため、国の審査で値上げ幅が決まれば、新体系の単価も変更する。
東北電は専門のコールセンターを設置し料金試算などの相談に応じている。問い合わせはフリーダイヤル0120(175)466へ。
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