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地元安全委が救命訓練 3年ぶり海開きへ四倉海水浴場

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海開きを前に心肺蘇生訓練などを行う参加者ら
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いわき市の地元住民らでつくる四倉海水浴場安全対策実行委員会は20日、東日本大震災前の2010(平成22)年以来3年ぶりとなる同海水浴場開設を前に、同市で救命救急訓練を行い、有事の際の対応を確認した。
同海水浴場について、市は震災以降、海中の災害がれきの有無や空間線量などを基準に開設を見送っていたが、がれきが撤去され空間線量も低いことから今年の開設を決めた。
訓練には約30人が参加。同市消防本部の職員らが講師を務め、参加者に自動体外式除細動器(AED)の使用法などをアドバイスした。同委員会は海開き後、海水浴場の警備をはじめ、毎日早朝にごみ拾いなどを行う。また、本年度は風評被害の払拭(ふっしょく)に向けて、花火大会やビーチバレー大会などを計画中。長谷川直恵会長(82)は「今回の復活は単なる3年ぶりの開設ではない。安心をアピールしたい」と意気込んだ。市内10カ所の海水浴場のうち、今年は四倉と勿来2カ所のみ開設する。7月15日に海開きを行い、期間は8月18日まで。
(2013年6月21日 福島民友トピックス)
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