カネミ油症基準見直し、平行線 初の3者協議 (06/21 19:42)
1968年に西日本一帯で起きた食品公害・カネミ油症問題をめぐり、患者と国、原因企業カネミ倉庫(北九州市)が21日、被害発生以来、初の3者協議を福岡市で開いた。全国12の患者団体代表が患者認定基準の見直しを求めたが、厚生労働省は「研究結果や科学的知見に基づき検討する」と述べるにとどめ、議論は平行線をたどった。 患者側の要望は(1)同居家族にも患者認定が拡大されたが、さらに拡大するよう認定基準を見直す(2)漢方薬など民間療法の費用も支給する(3)国からカネミ倉庫に支払った額とカネミ倉庫が被害者に支払った額の公開―など約70項目。 |