NHK宮城県のニュース 仙台放送局
石巻市の除染指定を解除
国が費用を負担して除染を行う自治体の指定を受けていた石巻市について環境省は、市内の放射線量が基準値を下回っているとして指定を解除することを決めました。全国でおよそ100の自治体が指定を受けているなかで、県内で解除されたのは初めてです。
石巻市は、牡鹿半島にある県道、通称「牡鹿コバルトライン」の周辺で、1時間あたり0.23マイクロシーベルト以上の放射線量が計測されたため、おととし12月に国が費用を負担して除染を行う「汚染状況重点調査地域」の指定を受けました。
牡鹿コバルトラインは地震の揺れによって道路にひび割れが生じ、現在も通行止めとなっています。このため市民への影響はないとして石巻市は、これまで除染を行っていませんでしたが、その後、去年12月と先月の調査では放射線量が基準値を下回っていることがわかりました。
このため環境省は、今月25日付けで石巻市の指定を解除することを決めました。
環境省によりますと、原発事故を受けて、県内の9市町を含む全国104の市町村が「汚染状況重点調査地域」の指定を受けましたが、解除されたのは群馬県と福島県のあわせて3つの町村に続いて石巻市が4例目で、県内では初めてです。
解除の決定を受け石巻市は「解除された後も当面の間は空間放射線量の測定を続け、その結果を公表することで住民の不安解消に努めたい」としています。
県内では、指定が解除されることになった石巻市のほかに栗原市、白石市、角田市、七ヶ宿町、大河原町、丸森町、亘理町、山元町の8つの市と町が「汚染状況重点調査地域」に指定されています。
このうち県北部の栗原市以外は、福島県に近い県南部に位置しています。
宮城県によりますと、この8つの市と町では、それぞれの自治体が「除染実施計画」を立てて、放射線量が高い場所の土の表面を取り除いたり、草を刈ったりするなどの除染作業を行っています。
このうち大河原町と亘理町については、計画に定められた除染作業はすでに終わっていますが、放射性物質に汚染された土などが町内の仮置き場に置かれたまま環境省が処理方法を示していないため、放射線量が基準以下になっても重点調査地域の指定が解除されない状態だということです。
06月21日 19時38分
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