福島のニュース
消防士募集に応募殺到 6人募集に87人 双葉広域消防
福島県の双葉地方広域市町村圏組合は、双葉広域消防本部の消防士募集に全国から応募が殺到したのを受け、採用枠を当初の6人から広げる方向で検討を始めた。 組合管理者の同県双葉郡8町村長が24日に同県広野町で会議を開き、方針を決める。採用人数も話し合う。 同消防本部は、福島第1原発事故の避難区域が集中する同県双葉郡を所管する。5月までに6人の採用予定で消防士を募ったところ、予想を上回る87人から応募があった。志願者は「原発事故被災地の消防活動に貢献したい」と士気が高く、救急救命士の資格、大型自動車免許の保有者もいて、組合は採用増に踏み切る考えだ。 87人は18〜30歳で半数の43人が岩手、宮城、山形県などの県外者。今月9日の1次試験で23人に絞り込んだ。 組合管理者の山田基星広野町長は「志願者はモチベーションが高い。採用を増やして気持ちに応えたい」と語った。遠藤雄幸川内村長は「リスクを顧みず、復興への思いを形にしたい人たちの存在を大切にしたい」と話している。 消防本部は原発事故などで職員が125人から110人に減り、拠点も浪江町から楢葉町に移した。
2013年06月21日金曜日
- Ads by Google
- 福島

△先頭に戻る
|
|