【岩井建樹】津波で7万本の松が倒された陸前高田市の名勝「高田松原」。その保護に取り組む「高田松原を守る会」が、被災後に残った砂浜を「震災遺構」として残そうと活動している。近くで進む防潮堤の工事で砂浜が消滅する懸念があるため、20日にはメンバーら7人が県を訪れ、砂浜の保存を求める要望書を提出した。
津波の被災後に残った砂浜は、「奇跡の一本松」近くに広がる約2ヘクタール(全長約400メートル、幅約50メートル)。表土が残っており、今では松の幼木が自生し、ニッコウキスゲなど貴重な植物も生えているという。
津波で倒れた松の幹や根も残されており、「守る会」会長の鈴木善久さん(68)は「津波の恐ろしさを伝えるためにも、今の姿のままで残すべきだ」と訴える。
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