米大リーグ、ロサンゼルス・ドジャースの柳賢振(26)がまた7勝目を逃した。柳賢振は20日、ニューヨーク・ヤンキースとのダブルヘッダー1戦目に先発登板し、6イニングで3失点(5被安打・2四球・4三振)した。チームは4-6で負け、柳賢振は今季3敗目(6勝)を喫した。防御率も2.85から2.96へと下がった。
当初はこの前日夜の試合に登板する予定だったが、雨で試合が順延となり、同日昼からのダブルヘッダー1戦目に登板することに。この試合で柳賢振はヤンキースのイチロー(39)にソロホームラン1本を含む2安打を打たれた。つまり、イチローを抑えられず負け投手になったということだ。
柳賢振は2回裏、先頭打者の5番トーマス・ニールにライト前ヒットを打たれ、続く6番イチローに内野安打を許した。ドジャースの二塁手スキップ・シューメイカーが一・二塁間を抜けるゴロ性の打球に飛びついたが、球をしっかりキャッチできなかった。次の打者の犠打で1死二・三塁となったが、ヤンキース8番ライル・オーバーベイにセンターの頭上を越える二塁打を打たれて2失点した。
4回裏はイチローをサードフライに仕留めた。だが、0-2とリードされた6回裏、先頭打者で打席に入ったイチローにライトフェンスを越えるソロホームランを浴びた。イチローは1ボールから内角低め、球速142キロのストレートをジャストミート。柳賢振は「失投ではなかった。イチローがうまく打った。イチローに安打と本塁打を浴びたのが全失点につながったため余計に残念だ」と語った。
ドジャースとヤンキースのダブルヘッダー1戦目は韓国人投手VS日本人投手の先発対決という点でも関心を集めた。これまでの戦績では韓国人投手が日本人投手に6勝0敗(7試合)と圧倒している。朴賛浩(パク・チャンホ)が3勝、金善宇(キム・ソヌ)、徐在応(ソ・ジェウン)と金炳賢(キム・ビョンヒョン)が1勝ずつを挙げている。8人目として対決に臨んだ柳賢振だったが、韓国人投手では初めて日本人投手に敗北を喫した。ヤンキースの黒田博樹は6と3分の2イニングで8安打(1四球・2三振)を浴びたが2失点に抑え、今季7勝目(5敗)を挙げた。
柳賢振は25日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦(ドジャー・スタジアム)に登板し、再び7勝目に挑む。