「天下一品」社長　投資めぐり元衆議院議員提訴

　公明党の山名靖英・元衆院議員から勧誘された投資で不法行為があったとして、ラーメンチェーン店「天下一品」の木村勉社長が、山名氏と山名氏の関連会社２社に投資金５０００万円の返還を求める訴訟を京都地裁に起こしたことが２０日、分かった。訴状によると、木村社長は０８年１１月、知り合いだった山名氏から、山名氏が役員を務める会社（東京）と米国の大学が共同開発する発光ダイオード（ＬＥＤ）製品の開発事業に投資するよう誘われ、０９年８月までに計５０００万円を送金。その後、事業に関する資料の提出や説明がないことから投資を撤回し、山名氏側は返還を約束したが、戻ってこないとしている。