トップページ国際ニュース一覧北方領土巡り日本に抗議 モスクワで拘束
ニュース詳細

北方領土巡り日本に抗議 モスクワで拘束
6月19日 21時15分

北方領土巡り日本に抗議 モスクワで拘束
K10054257411_1306200108_1306200111.mp4

モスクワの日本大使館で、北方領土問題を巡る日本政府の立場に抗議するロシアの野党勢力のメンバー4人が、大使館の敷地に侵入し、発煙筒を投げ込むなどしたことから、ロシアの治安当局に身柄を拘束されました。

ロシア内務省や日本大使館などによりますと、拘束されたのは、野党勢力「もう一つのロシア」に属する過激なグループのメンバー4人です。
メンバーたちは19日、モスクワの日本大使館で警察官の制止を振り切って、「北海道は、ロシアの領土だ」と日本語とロシア語で書かれた垂れ幕を掲げながら、大使館の敷地内に侵入し、発煙筒を投げ込むなどしました。
メンバーたちは、このあと、無許可でデモを行い、公共の秩序を乱した疑いで、ロシアの治安当局に身柄を拘束されました。
4人が所属する「もう一つのロシア」のホームページには、20日に、松山外務副大臣とロシアの外務次官が会談することに触れたうえで、「ロシアは、日本との間で平和条約を結ぶ必要はない」、「自分たちの領土を譲るつもりはない」といった主張が、日本語とロシア語で書かれていました。
モスクワの日本大使館では、これまでも北方領土を巡って、日本政府に抗議するデモなどが行われたことがありますが、こうした過激な抗議活動が行われたことはほとんどなく、内務省では、メンバーたちの取り調べ、背景を調べることにしています。
また、日本大使館では、ロシア外務省に対して、再発防止策をとるよう申し入れを行いました。

[関連ニュース]
k10015425741000.html

[関連ニュース]

  自動検索

北方領土で日ロ次官級協議へ (6月21日 8時10分)

このページの先頭へ