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【大リーグ】

イチロー、今季3号弾含む3安打3打点 守備でも魅せ、黒田を後押し

2013年6月21日 紙面から

◇第1試合 ヤンキース6−4ドジャース

 ダブルヘッダー第1試合でイチロー外野手(39)が剛柔自在の打撃で魅了した。

 まずはパワーで魅せる。2点リードの6回、左腕の柳賢振の2球目、内角低め88マイル(約140キロ)のツーシームにバットをいっせんすると、「手応えはもう(スタンドに)いってますよ。もうホームラン」(イチロー)という打球はその言葉通り、右翼ポール際に飛び込んだ。5月10日以来となる3号ソロの着弾を見届けると、走るスピードを緩め、悠々とダイヤモンドを一周。アジア人メジャーの先輩として格の違いを見せつけた。

 7回1死満塁で迎えた第4打席ではイチローらしい打撃で左前にポトリと落とした。相手は対戦経験のない変則左腕ロドリゲス。カウント2−2も「追い込まれてからが勝負という感覚」と慌てず、最後は外角低めのスライダーをバット投げ出すようにして捉えた。報道陣から狙って打ったのかと問われると、「振ったらバットに当たった。(そう見えたのなら)普段の僕がそう見せてるということ」とイチロー節をさく裂させた。

 イチローは守備でも魅せ、8回には右翼後方への大飛球をジャンピングキャッチ。ヤ軍OBの敵将・マッティングリー監督の“凱旋(がいせん)”という側面もあった試合だったが、イチローが攻守に躍動し、主役の座を奪った。

 

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