Updated: Tokyo  2013/06/21 06:21  |  New York  2013/06/20 17:21  |  London  2013/06/20 22:21
 

米国株:S&P500種が11年以降で最大の下げ-緩和縮小の公算

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  6月20日(ブルームバーグ):米株式相場は下落。S&P500種株価指数は2011年以来で最大の下げとなった。米金融当局が刺激策の段階的縮小を示唆したほか、中国での流動性逼迫(ひっぱく)の悪化で世界的に株価が下落。米国市場もこの流れを引き継いだ。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種 株価指数は前日比2.5%安の1588.19。ダウ工業株30種平均 は353.87ドル(2.3%)下げて14758.32ドル。

ウェルズ・キャピタル・マネジメントの投資担当チーフストラテジスト、ジム・ポールセン氏は「動きが非常に激しいことから、様子見姿勢が広がっている」とし、「買い手は出口に急いではいないが、落ちるナイフを進んでつかもうともしていない」と続けた。

この日はMSCIオールカントリー世界指数が3.4%安と、下落率は1年7カ月で最大。アジア株は4.1%下げ、欧州株も3%下落した。中国金融市場では、指標となる短期金利が過去最高水準に上昇した。中国人民銀行(中央銀行)が資金不足に対処するリバースレポ取引を手控えていることが背景。

原題:S&P 500 Posts Biggest Drop Since 2011 on Fed StimulusConcerns(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Inyoung Hwang ihwang7@bloomberg.net;ニューヨーク Katie Brennan kbrennan23@bloomberg.net;香港 Inyoung Hwang ihwang4@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Lynn Thomasson lthomasson@bloomberg.net

更新日時: 2013/06/21 05:38 JST

 
 
 
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