夏のピーク電力不足に備えて日本卸電力取引所が期間限定で設けている「夏季広域融通入札市場」で初めての取引が成立した。例年以上の暑さと火力発電所の停止で供給余力が減った九州電力が、自家発電保有事業者を含む4社から調達した。電力会社間で相対で融通するよりも価格を抑えられたという。
九州電は24~28日の午前9時から午後9時までの時間帯で30万キロワット分を募集し、28万キロワットを落札した。通常の卸電力市場では売り手側が取引の条件を示すが、需給逼迫の恐れがある電力会社が条件を示して買える夏限定市場を経産省が6月3日に設立していた。9月30日まで手数料なしで利用できる。
政府が4月に決めた今夏の電力需給見通しでは、全国で安定供給に必要な電力を確保できる見通しとなっている。ただ今夏に最大約1660万キロワットを見込んでいた九州電の供給力は火力発電所の点検などで1400万キロワット前後まで落ち込んでいた。気温上昇で24~26日が「やや厳しい需給状況になる」(九州電)として調達に踏み切った。
九州電力、日本卸電力取引所、卸電力
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