NHK京都府のニュース 京都放送局
ダウン症 助産師の卵が学ぶ
将来、出産に立ち会う医療現場で働く人たちにダウン症の子どもが生まれた時の対応や親の気持ちを理解してほしいと、ダウン症児の親が京都市で助産師を目指す学生に体験や思いを話しました。
ダウン症は出産後の赤ちゃんの染色体の検査でわかり、告知されるケースがほとんどで、医療現場での心ない言葉や態度で親が傷つけられるケースも少なくないということです。
京都市山科区の京都府医師会看護専門学校では看護師資格をとった後、助産師を目指して1年間学ぶ学生にダウン症についての理解を深めてもらう授業を毎年実施しています。
20日は母親8人と父親1人、ダウン症の子ども6人が学校を訪れて学生20人に体験や感じた思いを語りました。
母親の1人は「出産後すぐ告知され娘を初めて抱いたときにダウン症の特徴を必死で探して娘自身を見る余裕がなかった」と話し、告知までに時間がほしかったと述べました。
また別の母親は「不安で毎日泣いていたが、産婦人科で繰り返しがんばってと言われ、かえって不安になった」と語りました。
授業を受けた学生は「いろんなケースや気持ちがあることがわかりました。出産後の母親の様子を見て、寄り添い方を考えていきたいです」と話していました。
06月20日 19時12分
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