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旧嘉穂工高卒業記念のログハウス、被災地で再生2005年に統合された嘉穂工高(嘉麻市)の土木科の生徒たちが卒業記念で建てたログハウスが、飯塚市から東日本大震災の被災地・宮城県山元町に移設された。解体も検討されていたログハウスは、被災地で直売所に生まれ変わる予定で、製作当時を知る関係者らは「思い出の詰まった建物が被災地で役立つなんて」と喜んでいる。 ログハウスは、03年3月に卒業した土木科の20人が1年間かけて、旧庄内町(現・飯塚市)のキャンプ場に建築。スギの丸太約60本を使った平屋(幅4メートル、奥行き3メートル)で、倉庫に使われていた。しかし、キャンプ場が2年ほど前に閉鎖。役目を終えたとして解体の話も持ち上がっていた。 同校でログハウスの製作を指導した元教諭の白石文紀さん(62)(福智町伊方)が「何か活用できないか」と模索。ボランティアとして被災地で活動していた時に知り合った関東のNPO法人が山元町に直売所を運営する計画を知り、移設して活用してもらうことになった。 教諭仲間だった久保田克利さん(69)(添田町添田)、友人の立花真一郎さん(60)(福智町伊方)らの協力も得て昨年12月にいったん解体。今年3月に搬送し、5月下旬に約2週間かけて山元町で組み立て直した。ログハウス正面の丸太に彫り込まれた「贈 03嘉工土木科卒生」の文字は、そのまま残っている。 同校は05年に周辺2校と統合。現在は嘉穂総合高(桂川町)となっている。白石さんは「ログハウスが解体、廃棄されてしまえば、生徒たちは学びやを失った上に努力の証しまで失うことになる。被災地の人たちに使ってもらうことで、作った卒業生の誇りにもなるはず」と話している。 (2013年6月6日 読売新聞)
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