A 学級活動や部活については、事実のみを書く欄があるだけ。内申点には関係ない
委員会活動や部活については、例えば、東京都の場合は「諸活動の記録」の欄に、神奈川県の場合は「特別活動等の記録」の欄に、あくまでも事実だけを記入することになっている。役職については、必ずしもこの欄に書かれるわけではない。評価すべきプラス要素として記す場合は、「所見」などの別欄で記述される。あくまでも面接での参考資料になるだけで、数値化されることはない。
A 生活態度を評価する欄はない。所見にもネガティブなことは原則書かない
授業態度や生活態度は、生活指導の範疇(はんちゅう)なので、調査書には反映されない。県によっては「行動の記録」や「所見」という記述欄があるが、あくまでも面接のときの参考資料として活用するためのものであり、それ自体を評価に活用することはない。また、評価すべきプラスのポイントを記述することはあっても、生徒に対する否定的な記述がなされることはない。ただし、高校によっては遅刻や欠席日数を参考資料として考慮する場合がある。
A そのような記入欄もなければ、先生の印象が内申点に影響することもないので、全く関係がない
親の活動を記入する欄は調査書にはない。高校入試の選抜のための材料として、そのような情報が高校に知らされることも一切ない。また、親が学校運営や学級運営に積極的に関わり、教員からの印象が良かったとしても、その主観を反映できる項目は調査書のなかにはないし、逆に親に対する教員の印象が悪くても、調査書には何ら影響がない。
(教育ジャーナリスト おおたとしまさ)
『日経キッズプラス 中学受験をしない選択~公立中・高で子どもを伸ばす』では、「齋藤孝さんが教える読解力の付け方」「内田樹さん、茂木健一郎さんが薦める本」、「進化する公立高校・・・日比谷、西、浦和、北野、天王寺、堀川」などを掲載している。
[『日経キッズプラス 中学受験をしない選択~公立中・高で子どもを伸ばす』の記事を基に再構成]
内申書、受験、中学受験、入試、相対評価、東京都、都立高校
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