~内申書の“都市伝説”を検証~
わかりにくい仕組みゆえ、内申書についてはさまざまな噂が飛び交う。仕組みを学んでみれば、そのほとんどが思い込みであるとわかるだろう。
A 「相対評価」ではないので、そのようなことは起こらない
2002年度に「相対評価」から「目標に準拠した評価」、いわゆる「絶対評価」に変更された。「相対評価」の場合、学年内の順位によって「評定」が決まっていたので、レベルの高い学校の生徒は相対的に「評定」が厳しくなる傾向があった。しかし現在は、学習指導要領が定める「教科の目標」に対する到達度による「目標に準拠した評価」になったので、そのような不公平は理論上起こらない。
A 先生の主観が内申点に影響を与えることはない
「評価」や「評定」は、あらかじめ定められた「教科の目標」に対しての各生徒の到達度を、あらかじめ教員が決めておいた客観的規準に照らし合わせて決められる。その規準は、生徒や保護者に事前に説明することが原則になっている。よって教員の主観が、個別の生徒の「評価」や「評定」に影響を及ぼすことはほぼあり得ない。総合的な学習の時間や諸活動についての記述欄は原則、客観的な事実のみを書くことになっており、教員の主観が記述されることはない。ましてや、それが数値化されることはない。
A テストの点がすべてではない。必ず「5」とは限らない
5段階の「評定」は、各教科の観点別の3 段階「評価」の総括として出される。観点別の「評価」はペーパーテストの点数だけではなく、実技の出来、提出課題の質、授業中の発表の内容なども加味して付けられる。国語の「話す・聞く能力」、理科の「観察・実験の技能」のように、観点によってはペーパーテストだけでは測定できないものもある。よって、定期試験が満点でも「評定」が5になるとは限らない。
A 内申書の「態度」は授業態度のことではない。挙手の回数が評価に直接影響を与えることはない
各教科の「観点別学習状況」には必ず、「関心・意欲・態度」という項目が含まれている。成績表における「態度」とは、「学んだことを次の学習や生活に生かしていこうとする態度」のこと。挙手の回数で「態度」の「評価」が決められることはない。何をもって「関心・意欲・態度」とするのかについては、学校は、あらかじめ評価規準を決め、生徒や保護者に説明することになっている。
内申書、受験、中学受験、入試、相対評価、東京都、都立高校
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