米中古住宅販売:5月は4.2%増、予想上回る伸び-価格も上昇
6月20日(ブルームバーグ):5月の米中古住宅販売は市場予想を上回る伸びを示し、2009年11月以来の高水準となった。価格も大幅に上昇し、住宅市場の一段の改善が示唆された。
全米不動産業者協会(NAR)が発表した5月の中古住宅販売件数 (季節調整済み、年換算、以下同じ)は、前月比4.2%増の518万戸。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査の予想中央値は500万戸だった。前月は497万戸。
ソシエテ・ジェネラルの米国担当シニアエコノミスト、ブライアン・ジョーンズ氏(ニューヨーク在勤)は「米国の居住用不動産市場は熱気を帯びている」とし、「突き詰めて考えれば、これは米経済に対する信頼感の表れだろう」と続けた。
5月の中古住宅価格 (中央値)は前年同月比15.4%上昇の20万8000ドルと、08年7月以来の高水準。また上昇率は05年10月以来で最大となった。
中古住宅在庫は222万戸と、前月の215万戸から増加。販売に対する在庫比率は5.1カ月と、前月の5.2カ月から低下した。
原題:Sales of Previously Owned U.S. Homes Rise More ThanForecast (2)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Jeanna Smialek jsmialek1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net
更新日時: 2013/06/21 00:37 JSTニュース一覧
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