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米新規失業保険申請件数が予想以上に増加、緩やかな改善基調は継続

2013年 06月 20日 23:33 JST
 
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[ワシントン 20日 ロイター] - 米労働省が発表した15日終了週の新規失業保険申請件数は、季節調整済みで前週比1万8000件増の35万4000件と、市場予想の34万件を超えて増加した。

ただ、申請件数は引き続き今年のレンジの中央値付近にとどまっており、最近見られる緩やかなペースでの回復基調の転換を示唆するほどの大きな動きとはなっていない。

4週間移動平均は2500件増の34万8250件で、一般に労働市場の改善を示す水準とされる35万件の節目を引き続き下回っている。

ドイツ銀行証券のエコノミスト、ブレット・ライアン氏は「これまでに確認されているトレンドは継続している。この日発表された申請件数は、経済が底堅く推移していることを示している」と述べた。

15日終了週のデータは6月の雇用統計の調査期間に含まれる。5─6月の調査期間中、失業保険申請件数は約1万件増と、雇用創出ペースにほぼ変化がないことを示している。

8日終了週の受給総数は4万件減の295万1000件だった。

 
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6月20日、米労働省が発表した15日終了週の新規失業保険申請件数は、季節調整済みで前週比1万8000件増の35万4000件と、市場予想の34万件を超えて増加した。写真はニューヨークの就職フェア会場で11日撮影(2013年 ロイター/Lucas Jackson)

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