〔外為マーケットアイ〕ドル一時97.95円に上昇、中東マネーなどが流入
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[東京 20日 ロイター] -
〔外為マーケットアイ〕
<16:26> ドル一時97.95円に上昇、中東マネーなどが流入
ドル/円は97.85円付近。欧州勢が参入する時間帯に入って再び上昇圧力がかかっており、一時97.95円まで上昇した。外銀関係者によると、中東マネーなどが流入しているという。
<14:26> ドル96.97円付近、海外勢の動き「活発ではない」
ドル/円は96.97円付近。日経平均が再び下げ幅を広げる中で、戻り売りに押されている。大手邦銀関係者は「海外勢はいったんポジションを縮小させたので、半期末である今月はあまり買えないだろう。日本人だけでは(上昇に)限界がある」と指摘。その上で「103円をやっていたときの調整ターゲットは97─98円くらいだったが、95円割れでみんな投げさせられたこともあり、以前のように力強く上がってイメージは描きにくい」との見方を示した。
足もとでは「海外勢の動きは活発ではなく、薄商いの中で動いている感じ」だという。
<13:10> ドル一時97.18円に上昇、ストップ巻き込み上げ加速
ドル/円は97.10円付近。日経平均が下げ幅を縮小させる中で、買い戻す動きが強まり、一時97.18円まで上昇した。ストップを巻き込んだことで、上昇に弾みがついた。
市場では「バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長のタカ派的な発言の割には株式市場がそれほど下がらなかったので、きょう日経平均が1万3000円近辺でサポートされるならばドル/円はもう一度上トライとの見方が多かったが、その通りの展開になって買い戻されている」(大手邦銀)との声が出ていた。
<12:25> ドル96.69円付近、中国の翌日物レポ金利が10年超ぶりの高水準
ドル/円は96.69円付近。このところ、中国で流動性懸念が広がっているが、足元では翌日物の債券レポ金利 が前日比10.13%ポイント上昇の18.00%と10年ぶり超の高水準になっている。
今月に入ってからの資金需給の逼迫(ひっぱく)は今週に入ってさらに悪化しており、銀行やその他金融機関は非中核事業の縮小を余儀なくされている。
<11:39> ドル96.64円付近、NY市場で96円半ば固められるか注目
ドル/円は96.64円付近。仲値にかけては輸入企業の買いが流入し、ドル/円を支えた。アジア市場では主要株価指数が軒並み下落しているが、円買いが加速する事態にはなっておらず、むしろ日経平均が下げ渋るとドル/円は持ち直した。
大手信託銀行の関係者は「視線が米国に移っている。いまは日本株よりも米国株が取引のよりどころになる」と指摘。ドル/円では96.52円に日足一目均衡表の転換線があるが、今晩のニューヨーク市場引けの時点で同水準を上回るかが先行きを占ううえで重要なポイントになると話す。
<10:49> 豪ドル/円急落、中国PMIが9カ月ぶり低水準に悪化
豪ドル/円が急落。89.11円まで下落して13日以来の安値をつけた。HSBCの6月中国製造業PMI速報値が48.3と前月の49.2から悪化し、9カ月ぶりの低水準を記録したことで売りが強まった。
<09:51> ドル96円前半、「クロス円重い、ドル/円も上値追えない」の声
ドル/円は96.35円付近で上値が重い。前日のニューヨーク市場での急伸を受けて、朝方から輸出企業のドル売りが観測されているほか、日経平均が一時200円を超える下げ幅となったことも圧迫要因。ドル/円の97円ちょうど付近から上の水準では断続的に売り注文が控えているとされる。
大手信託銀行の関係者は「FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果を受けて結論はドル買いだが、クロス円はどう見ても上値が重くなる。ダウ平均があそこまで売られてしまうと日経平均もいま一つで、ドル/円は(FOMC後の)初動ではドル買いに支えられたものの、積極的に上昇に向かうとはみていない」と話す。
韓国ウォンは20日の取引で急落。対米ドル で4月9日以来の安値をつけた。米連邦準備理事会(FRB)が年内に量的緩和の縮小を開始する可能性を示したことで、新興国や資源国の通貨が強い売り圧力にさらされている。
<09:07> ドル/円軟化、株安で利食いの円買いに傾く
ドル/円が軟化して96.49円付近。日経平均 の下落で利益確定の円買いに傾斜している。
財務省が発表した6月9日―6月15日の対外及び対内証券売買契約等の状況(指定報告機関ベース)によると、対外債券(中長期債)投資は4025億円の資本流入超となった。国内勢の外債売り越しは5週連続。
<08:27> ドル96.67円付近、米QE縮小方針で新興国・資源国市場に警戒
ドル/円は96.67円付近。前日のニューヨーク市場で97.03円まで上昇して以降、上げ幅を縮小している。ただ、米長期金利の大幅上昇がドル/円のサポート要因になるとみられている。
市場では、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が量的緩和(QE)の縮小方針を示したことに関連して、新興国や資源国のマーケットを注視したいとの声が目立っている。QE縮小観測ですでに新興国や資源国の通貨には強い売り圧力が掛かってきたが、19日の中南米通貨市場ではブラジルレアルが対米ドルで2%近く急落し、約4年ぶりの安値で引けた。豪ドル/ドル も2010年9月以来の安値圏に沈んだ。
きょうはHSBC6月中国製造業PMI速報値が発表される。足元で中国景気への懸念はくすぶり続けており、指標結果と各国市場の反応が注目されている。
<07:57> きょうの予想レンジはドル95.80―97.10円、中国PMIと各国株価を注視
ドル/円は96.63円付近、ユーロ/ドルは1.3291ドル付近、ユーロ/円は128.52円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が95.80―97.10円、ユーロ/ドルが1.3240─1.3340ドル、ユーロ/円が127.40―128.90円。
前日のニューヨーク市場ではドル/円が急伸。95.20円付近から97.03円まで上げ、1週間ぶりの高値をつけた。米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、経済と労働市場の見通しに対する下方リスクは秋以降、後退したと分析されたのに続き、バーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長は会見で、経済見通しが予想通りに改善すれば資産購入プログラムを年内に縮小する可能性があるとの見方を示し、ドルが騰勢を強めた。
バーナンキFRB議長がQE縮小方針を打ち出したことで「ドルが買われやすい地合いになった」(国内金融機関)との声が出ている。この関係者は、日経平均 が落ち着いた値動きとなればドル/円は96円後半で底堅く推移するとみている。ただ、「QE縮小に伴って世界経済に悪影響が及ぶか見極める必要がある」(同)とも指摘。前日のニューヨーク時間に豪ドル/円 が下落した点に注目している。この日は、HSBC6月中国製造業PMI速報値が発表される。結果を受けた各国の株式市場の動向がポイントになるという。
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