政府が新設する国家戦略特区について、神戸市の矢田立郎市長は20日、内閣府などを訪れ、神戸・ポートアイランドなどに集積する医療産業を指定するよう、関係閣僚に要望した。
同特区は、従来の特区制度よりも大胆な規制緩和や税制措置を行う計画で、政府の目玉政策の一つ。「医療等の国際的イノベーション拠点の整備」などを掲げ、8月後半にも同特区の対象地域を決める。神戸、大阪は「有望な地域の一つ」(甘利明経済再生担当相)とみられている。
矢田市長は同日、甘利担当相に神戸医療産業都市構想などの取り組みを説明。要望を終えた矢田市長は「大臣から、神戸は医療関連が集積している利点がある、という趣旨の発言があった」と明かし、「播磨地域のスプリング8なども含め、県と協力して特区指定を目指す」と語った。
続いて田村憲久厚生労働相らにも要望した。
また県関係の国会議員とも面談。神戸空港の運用時間の延長など、国の2014年度予算に対する提案や要望を伝えた。(段 貴則)
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