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'13/6/21

イケア出店、再開発呼び水に



 スウェーデン発祥の家具量販大手のイケア(IKEA)が広島市東区の二葉の里地区に出店することで、JR広島駅周辺の集客力は一気に高まる。広島の玄関口の商業機能が高まり、周辺の再開発の呼び水になる可能性もある。

 イケア・ジャパン(千葉県船橋市)によると、これから土地利用の検討に入るため、出店時期や建物の構造などは「全く未定」という。中四国地方は初出店で、全国9店目となる。

 広報部は「駅に近い立地が魅力。再開発が進んでいる点も進出を決めた重要な要素だ。遠くからの集客も見込めるが、まずは広島の皆さんの支持を得たい」と説明する。

 イケアは1943年の創業。自分で組み立てる低価格の家具のほか、キッチン用品や文房具、雑貨などデザイン性と機能性を重視した商品を扱う。フードコートや子どもが遊べるスペースも備え、家族連れの利用も多い。

 地元百貨店の関係者は「これまで広島になかった小売りの業態なので、中区紙屋町・八丁堀など中心市街地にもにぎわいの効果を見込める」と期待する。

【写真説明】イケアが落札した二葉の里地区の土地。奥は建設中のイズミ本社ビル




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