'13/6/21
二葉の里にイケアなど進出
JR広島駅北口の二葉の里(広島市東区)の再開発地区で、中国財務局が所有する国有地3物件の売却先が20日、スウェーデン発祥の家具量販大手イケア(IKEA)グループの日本法人など3社に決まった。5街区からなる土地区画整理事業区域のうち、1、2、3街区の全容が固まり、広島都市圏の「陸の玄関口」の新たな姿が見えてきた。
20日に一般競争入札があった1〜3街区の3物件は計2・8ヘクタール。イケア・ジャパン(千葉県船橋市)が2街区の1・88ヘクタールを47億550万円で落札。1街区の0・43ヘクタールは不動産業の日本アイコム(広島市中区)が15億8750万円、3街区の0・49ヘクタールは広島県歯科医師会(同)が9億3千万円で落札した。いずれも予定価格を上回った。
イケア・ジャパンは落札を受けて20日、中四国地方で初の出店を発表した。開業時期などは未定で、全国9店舗目となる。同じ2街区では地場流通大手のイズミ(南区)が本社を建設中で、1階にスーパーを計画する。
【写真説明】国有地3物件が落札された二葉の里の再開発地区。北西から広島駅を望む(広島市東区)