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2013年6月20日(木) 東奥日報 ニュース



■ 県ぎょれん販売が解散

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 県漁連(赤石憲二会長)は19日、青森市の県水産ビルで通常総会を開き、未収金問題を抱え経営が行き詰まっていた連結子会社の県ぎょれん販売(角田順一社長)を3月末で解散し、清算法人に移行したことなどを報告した。現在、債権者からの申請手続き中で、債権額が確定しだい、早ければ8月中に清算結了する。

 総会は、冒頭の赤石会長のあいさつ後、非公開で行われた。2013年度事業計画案など8議案は可決、承認した。

 総会後の関係者への取材によると、筆頭株主の県漁連が昨年末、他の株主11人から全株式を取得。今年3月末の解散時に積み残した負債額と今後確定する債務額、清算手続き費用などを合わせた欠損金約2500万円を県漁連が肩代わりすることを決めたという。

 県ぎょれん販売は08年、県産水産物の販売力強化策として県漁連の販売部門を独立させる形で設立した。しかし、生産コストの上昇や人件費などがかさみ、ほぼ毎年赤字を計上。さらに09年度には、約4千万円の売り掛け未収金が生じる問題がおき、県漁連が穴埋めしていた。

 県漁連の赤石会長は「ナマコやホタテなど加工製品の製造費が上がり、採算が取れる見通しがない」と説明。県ぎょれん販売社長で清算代表人の角田県漁連副会長は「販売会社をつくったのは悪いことではなかったが、利益が出ない中、人件費をかけて継続する必要性があるのか、ということ」と述べた。

 県ぎょれん販売が運営していた県観光物産館アスパムや青森空港内の直営店は、県漁連が流通課を新設し運営している。

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