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東海村被ばく事故 規制委現地調査へ
6月19日 16時59分

東海村被ばく事故 規制委現地調査へ
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茨城県東海村の素粒子実験施設で研究者34人が被ばくした事故を巡る施設側の対応について、国の原子力規制委員会の田中俊一委員長は「極めてお粗末だ」と述べ、事故の検証や再発防止策が十分に行われているかを確かめるため、現地を調査する考えを示しました。

茨城県東海村の実験施設では、先月23日、素粒子を発生させる実験中に装置が誤作動し、放出された放射性物質を取り込んだ研究者など34人が被ばくしたほか、換気用のファンを回したため、外部に放射性物質が漏れました。
このファンは事故が起きた日から3日近く回り続けていたことも新たに分かり、施設を管理する日本原子力研究開発機構と高エネルギー加速器研究機構は18日、「安全意識が欠けていた」として謝罪しています。
一連の対応について、規制委員会の田中委員長は19日の会合で、「極めてお粗末だ」と述べ、厳しく批判しました。
委員からは国の原子力規制庁が実態を把握すべきだとする意見が出され、これを受けて田中委員長は施設側の事故の検証や再発防止策が十分に行われているかを確かめるため、規制委員会として現地を調査する考えを示しました。

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