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被ばく事故 換気用ファン3日近く回る
6月18日 18時44分

被ばく事故 換気用ファン3日近く回る
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茨城県東海村の素粒子実験施設で、研究者34人が被ばくした事故で、放射性物質の漏えいにつながった換気用のファンが、事故が起きた日から3日近くにわたり回っていたことが新たに分かり、施設側は、安全意識が欠けていたとして謝罪しました。

茨城県東海村にある実験施設では、先月23日素粒子を発生させる実験中に装置が誤作動し、発生した放射性物質を取り込んだ研究者など34人が被ばくしたほか、換気用のファンを回したため、外部に放射性物質が漏れました。
この事故について、施設を共同で管理する日本原子力研究開発機構などは、国の原子力規制委員会に中間報告しました。
それによりますと、放射性物質の漏えいにつながった換気用のファンについて、事故が起きた先月23日に、2度回していて、2度目は3日近くにわたり、回し続けていたことが新たに分かりました。
施設側によりますと、敷地にある放射線量を測定するモニタリングポストの値は、事故後、上昇したものの、その日のうちに通常の値に戻っていることから、ファンを回し続けたことによって、漏れた放射性物質の量が増えたわけではないとしています。
記者会見した施設を運営する池田裕二郎センター長は、「事故を起こした施設のファンは、止めるべきだった。安全意識が欠けていたと認めざるを得ず、申し訳ない」と謝罪しました。

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