韓国警察庁と中国公安部(警察)は19日に北京で第10回韓中警察協力会議を開催し、両国に逃亡中の指名手配犯を互いに逮捕して身柄を引き渡すことなどを定めた協力強化の合意書を交わした。
会議には警察庁のク・ウンス外事局長(治安監=警視監に相当)と公安部の孟宏偉副部長が出席。韓中の警察当局は「重大な逃亡犯の送還に共に努力すべきとの認識で一致した。下半期から共同捜査に乗り出す計画だ」と発表した。
現在、中国に逃亡している韓国人の指名手配犯は243人に達する。だが、2010年以降、中国公安が検挙し韓国側に身柄を引き渡した逃亡犯は50人ほどにとどまる。
両国は会議で、逃亡犯の共同捜査のほか、サイバー犯罪、麻薬犯罪、電話を使った金融詐欺など、国際的な捜査協力が必要な犯罪に対する共同対応策にも合意した。