ゴマアレルギー男児にごま油麺　病院搬送も回復

　東京都荒川区の尾久第六小学校で、ゴマのアレルギーがある４年生の男子児童に、ごま油の入ったジャージャー麺を誤って配膳したことが２５日、分かった。

　男児はかゆみなどを訴え病院に搬送されたが、既に回復したという。荒川区教委によると、担任教諭が休んだため、３０代女性教諭が給食時間を担当。男児のアレルギーを知らされておらず、別の授業の片付けで配膳時間にも遅れた。教諭が給食の終了間際、運搬用ワゴンにごま油の入っていない給食が男児用に準備されているのに気付き、体調を尋ねたところ「気持ち悪い」などと訴えた。男児は病院で点滴を受けたが、その日のうちに帰宅した。