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高市政調会長「原発」発言を撤回して謝罪6月19日 14時46分
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自民党の高市政務調査会長は、講演で原発の再稼働などに触れた際、「福島原発も含めて死亡者が出ている状況ではない」などと述べたことに対し、党の福島県連が「県民への配慮がなく、不適切だ」として、撤回と謝罪を求める抗議文を党本部に提出したことを受けて、19日発言を撤回し、謝罪しました。
自民党の高市政務調査会長は、17日に神戸市で行った講演で、原発の再稼働や安全性の確保に触れた際、「悲惨な爆発事故を起こした福島原発も含めて死亡者が出ている状況ではない。最大限の安全性を確保しながら原発を活用するしかないというのが現状だ」と述べました。
この発言に対し、自民党福島県連の平出孝朗幹事長らは、19日、党本部を訪れ、東日本大震災復興加速化本部長を務める大島前副総裁と面会しました。
この中で、平出氏は「福島県内では過酷な避難によって亡くなった人や精神的に追い詰められて自殺した人など、1400人を超える人が災害関連死と認定されている。今回の発言は県民に対する配慮が全くなく不適切なものだ」として、発言を撤回して県民に謝罪するよう求める抗議文を手渡しました。
これを受けて、高市氏は党本部で記者団に対し、「エネルギー政策に関する発言のすべてを撤回する。福島県の皆さんが私の発言によって大変つらい思いをされ、怒りを覚えられたとしたら、申し訳ないことだった。福島県の方や復興に努力している自民党議員を傷つけることになり、おわび申し上げる」と述べました。
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