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「コモド・イン南相馬」オープン 長期宿泊にも対応

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地元採用のパート従業員を含むスタッフ
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震災被害からの復旧や除染の作業、避難者の移転で人の動きが活発化している南相馬市鹿島区小池に、相双地域最大規模の宿泊施設、コモド・イン南相馬が、19日までにオープンした。客室は188室で全個室。作業関係者らの長期宿泊にも対応する。
開業したのは福島市に本社を置く電子機器関連の商社、東洋エレクトロ(荒川範男社長)。作業員や仮設住宅などへの訪問者のニーズ取り込みを図る。
約80アールの敷地に宿泊棟54棟と管理棟を整備。宿泊棟は、1棟2室の1階建てタイプ14棟と、1棟4室の2階建てタイプ40棟。各部屋には、ベッド、インターネット環境、ユニットバス、トイレなどを備えている。
管理棟にはフロントと食堂を備え、栄養士による献立で朝食と夕食を提供。大型車も駐車可能な駐車場、コインランドリーを備えた。
パートを含む従業員約20人の多くが地元採用で、避難生活を送る人も従事する。同社は「大人数の宿泊にも対応できるのがセールスポイント」と話す。南相馬市で震災後、復旧事業関係者の需要に対応した宿泊施設の開設は2軒目。
宿泊料(標準)は1泊5400円(朝食込み)。夕食900円。団体、長期宿泊の場合、応相談。問い合わせはコモド・イン南相馬(電話0244・26・5356)へ。
(2013年6月20日 福島民友トピックス)
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