米国特許情報
|
欧州特許情報
|
国際公開(PCT)情報
|
Google の米国特許検索
特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響
ホーム
->
化学;冶金
->
三菱農機株式会社
発明の名称
生ごみの堆肥化方法と処理材
発行国
日本国特許庁(JP)
公報種別
公開特許公報(A)
公開番号
特開2000−178092(P2000−178092A)
公開日
平成12年6月27日(2000.6.27)
出願番号
特願平10−361578
出願日
平成10年12月18日(1998.12.18)
代理人
【識別番号】100081673
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 誠
【テーマコード(参考)】
4D004
4H061
【Fターム(参考)】
4D004 AA03 BA04 CA18 CB06 CB28 CC07 CC08
4H061 AA02 CC47 CC55 EE61 EE66 GG48
発明者
三代 恭広
要約
目的
構成
特許請求の範囲
【請求項1】 EM菌を生ごみ(2)に混入せしめることで生ごみ(2)を発酵せしめて堆肥化させる方法において、EM菌と生ごみの混入物に麹(4)を加えて生ごみ(2)を堆肥化する生ごみの堆肥化方法。
【請求項2】 生ごみ(2)に混入せしめることで該生ごみ(2)の堆肥化を促進する、EM菌を有した処理材において、前記処理材が麹(4)を有した生ごみの堆肥化処理材。
【請求項3】 麹(4)が米ぬかで麹菌を培養したものである請求項2の堆肥化処理材。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はEM菌を使用した生ごみの堆肥化方法と、EM菌を使用した生ごみの堆肥化処理材に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来EM菌又はEM菌を含む処理材を所定の容器内の生ごみに混入して、この生ごみを堆肥化する方法が知られているが、例えば家庭から出る生ごみ等においては、生ごみの形状や種類のばらつきが大きく、比較的大きな形状の生ごみや、EM菌による分解(発酵)が比較的遅い種類の生ごみが混入している場合、生ごみ全体の発酵の進行が比較的遅くなり、雑菌の影響等により堆肥化前の生ごみの腐敗が進行し、発酵した堆肥物の生成が行われない場合があるという欠点があった。このためより早期に生ごみを堆肥化せしめる方法及びその処理材が望まれていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するための本発明の生ごみの堆肥化方法は、EM菌を生ごみ2に混入せしめることで生ごみ2を発酵せしめて堆肥化させる方法において、EM菌と生ごみ2の混入物に麹4を加えて生ごみ2を堆肥化せしめることを特徴としている。
【0004】また本発明の生ごみの堆肥化処理材は、生ごみ2に混入せしめることで該生ごみ2の堆肥化を促進する、EM菌を有した処理材において、前記処理材が麹4を有することを特徴としている。
【0005】さらに麹4が米ぬかで麹菌を培養したものであることを第2の特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の1実施形態において図面に従って説明する。図1は本発明の生ごみの堆肥化処理材を使用した生ごみの堆肥化方法をモデル化したものであり、まず所定の容器1内に生ごみ2を挿入(投入)し、その後又は同時に堆肥化処理材3を投入する。
【0007】このとき上記堆肥化処理材3は従来公知のEM菌を備えた処理材に麹4を加えた構造のものとなっているが、特に上記麹4は、従来廃棄されることの多い
比較的安価な米ぬかで麹菌を培養したものであり、比較的安価に製造することができるものである。そして上記生ごみ2はEM菌と麹4を備えた上記処理材3により発酵せしめられるが、麹における麹菌(aspergillus・niger群)の代謝作用で発酵の1プロセスである炭水化物の糖化がより促進される。
【0008】これにより家庭から出る生ごみ等の生ごみの形状や種類のばらつきが大きく、比較的大きな形状の生ごみや、EM菌による分解(発酵)が比較的遅い種類の生ごみが混入している場合であっても、上記のように麹4により糖化が促進され、この糖化が促進された分解物(糖化作用の進んだ生ごみ)は、EM菌群の酵母菌や乳酸菌等の作用により発酵が進み、より容易に且つ比較的早期に堆肥化せしめられる。
【0009】このため雑菌の影響等による堆肥化前の生ごみ2の腐敗の進行が防止され、良好且つ安定して生ごみ2の堆肥化を行うことができ、腐敗臭等の異臭を防止することもできる。また前述のように米ぬかを使用した(麹菌が米ぬかで培養された)麹4を用いることで、麹4自体を安価に製造することができ、処理材3のコストが必要以上に高くなることも防止される。
【0010】なお上記実施形態においては、EM菌と麹4が含まれた処理剤3を使用する例について説明したが、その他にEM菌を含む処理剤と麹4又は麹4を含む処理材を個別に用意して、それぞれを生ごみ2に混入するように構成してもよい。例えば図1(b)に示されるように麹4(麹4を含む処理材)を混入せしめた生ごみ2を容器1内に挿入(投入)し、その後EM菌(EM菌を含む処理材7)を投入するように構成しても上記同様の効果を得ることができる。
【0011】これにより例えば図1(b)に示されるように生ごみ2の堆肥化処理(生ごみ2に麹4及びEM菌を含む処理材7を混入する)を行った後、所定時間後(例えば略1日後)に、図1(c)に示されるように再度生ごみ2を投入し、上記同様生ごみ2の堆肥化処理を行い、以上を複数回(例えば1週間)繰り返し、図1(d)に示されるように上記複数回(複数日)分の生ごみ2に麹4及びEM菌を含む処理材7を混入せしめ、生ごみ2の最終投入日の後、所定時間(例えば1週間)の経過により、複数回(日)分の生ごみ2の堆肥化を行うこともできる。
【0012】この場合発酵初期段階の糖化の促進作用により、より効果的に発酵が行われるため、特に麹4とEM菌を含む処理材7を単独で混入する上記方式の場合に、麹4の投入量を容易に調節でき、発酵初期段階(上記例の場合生ごみ2を投入する最初の数回)において麹4(麹4を含む処理材)の量を増加させることで、麹4による糖化の促進作用により堆肥化作用(発酵作用)を良好に行わせることができ、より安定して生ごみ2の堆肥化を行わせることができる。
【0013】また図2に示されるように、撹拌機構6を内装したケース1内に生ごみ2とともに堆肥化処理剤3又は麹4(麹4を含む処理材)とEM菌を含む処理材7を投入する構成とし、発酵中に生ごみ2と堆肥化処理剤3、あるいは麹4(麹4を含む処理材)とEM菌を含む処理材7を撹拌せしめることで、より早期に生ごみを堆肥化することも可能である。なお8は排水口であり、図1,図2の9は容器1又はケース1における生ゴミ2等の投入用の蓋である。
【0014】
【発明の効果】以上のように構成される本発明の構造によると、堆肥化処理材にEM菌と麹が含まれるため、麹により生ごみの発酵が促進され、より早期に生ごみを堆
肥化せしめることができるという効果がある。また上記麹を比較的安価な米ぬかで麹菌を培養したものとすることで、麹のコストを下げることができ、堆肥化処理材をより安価に提供することができるという効果もある。
NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表
URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年
お問い合わせ info@patentjp.com
patentjp.com Copyright 2007-2013