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【サッカー】34歳・澤 代表「10番」再出発2013年6月20日 紙面から サッカーのなでしこジャパン(女子日本代表)は20日、佐賀県鳥栖市のベストアメニティスタジアムでニュージーランド(NZ)と対戦する。昨夏のロンドン五輪以来の復帰となったMF澤穂希(34)=INAC神戸=は315日ぶりの代表戦に向け、「指定席はないと思っている」とゼロからの再出発と勝利に燃えた。 澤から笑みが絶えなかった。昨年のロンドン五輪決勝以来、約1年ぶりに日本代表のユニホームに袖を通す。高揚感と責任感。男女を通じて歴代1位となる国際Aマッチ186試合を積み上げてきたが、やはり特別な感情がわいた。 「日の丸は特別なもの。気持ちは引き締まる」 ニュージーランド戦後、欧州遠征に向かう18人が決定する。7人が振り落とされることになる。澤も例外ではない。笑顔から一転、口を真一文字にしてから、口を開いた。「指定席はないと思っている。いつ外されてもおかしくないと思っている」。ゼロからの再出発に、迷いも不安もなかった。 3月のアルガルベ杯で、なでしこジャパンは2勝2敗の5位に終わった。W杯優勝、五輪準優勝組の大半を欠く中、苦しんだ。澤は言う。「W杯、五輪を経験したメンバーは結果が重要だと分かっている。この3試合(ニュージーランド、イングランド、ドイツ)を無駄にはできない」。勝利こそが成長促進剤になる。身をもって体験したからこそ、言葉に重みが増した。 「海外のチームもポゼッションするようになって進化してきている。レベルアップしないと世界では戦えない」。34歳。勝利への執念、成長への欲求が枯渇することはない。澤はロンドン五輪決勝以来315日ぶりに10番を背負い、新たなスタートを切る。 (占部哲也) PR情報
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