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【サッカー】

ザック監督 イタリア国歌は歌わない

2013年6月20日 紙面から

 母国との対決を翌日に控え、ザッケローニ監督は感慨深そうだった。「日本代表の監督に就任したとき、いろいろなシナリオを描いた。しかし、イタリアとまさかこのような主要大会の公式戦で対戦するとは思わなかった」。監督だけでなく、現在の日本代表にはコーチら計5人のイタリア人がいる。チーム全体が特別な雰囲気に包まれている。だが指揮官はきっぱり断言した。

 「私は(試合前に)イタリア国歌を歌うつもりはない。日本代表の監督として日本に敬意を示したい」

 ブラジル戦ではリスクをかけた積極的な戦い方ができず大敗。選手たちはこれを悔いた。イタリア戦では、積極的に仕掛けるという。

 「誰を先発起用するか、まだ考えている。通常、私のチームはアクセルを踏み続けたような戦い方をする。だがイタリアは強い。もし時間帯によって受け身になるようなことがあれば、ゲームのイニシアチブが取れるよう、私がそう仕向ける」

 ブラジル戦で発揮できなかった、日本らしいアグレッシブな戦いを90分間続けるつもりだ。そのためにイタリア人選手たちの特徴も細かく分析。対イタリア戦の戦術も導入する。

 「ブラジル戦はディフェンスに意識を置いた戦い方をした。イタリアは違う相手なので、異なる戦術でプレーしないといけない。異なる対策を考え、ピッチの上で表現したい」

 母国だからこそ情報量も多く、いくつもの弱点を把握している。その利点を生かし、指揮官は母国をたたき、世界を驚かせたいと考えている。 (原田公樹)

 

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