女川原発再稼働阻止求め署名提出

2013 年 06 月 19 日 19:16

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　津波対策などを強化した、原発の新しい規制基準が正式に決まりました。
　こうした中、宮城の市民団体が、不安要素が他にもあるとして、県に対し、女川原子力発電所を再稼働させないことを求める署名を提出しました。
　署名を提出したのは、県内の労働組合などで作る市民団体で、８０５５人分の署名を県の担当者に手渡しました。
　原発の再稼働を巡っては、福島第一原発の事故の教訓を取り入れて、国の原子力規制委員会が新しい基準を決めました。
　新基準では、バックアップの電源や冷却手段を複数用意すること、それに原子炉格納容器の圧力を下げる「フィルター付きベント設備」の設置が盛り込まれています。
　また、原発ごとに想定される最大規模の津波を計算し、防潮堤の設置などを求めています。
　東北電力でもそれを見越し、女川原発の防潮堤を海抜２９メートルまでかさ上げする工事を始めています。
　しかし、市民団体では不安要素は他にもあるとして、女川原発を再稼働させないことを求めています。
　東北電力では、震災の復旧作業や新基準への対応に時間が必要として、女川原発の再稼働は、２０１６年度以降としています。

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