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2013年6月19日(水) 東奥日報 ニュース



■ 八戸で岩手3市町村がれき処理

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震災がれきの本処理を前に、検査用のサンプルを取る担当者ら=18日、八戸市の八戸セメント
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 東日本大震災で発生した県外の廃棄物処理を進めている八戸市と八戸セメントは18日、普代村をはじめ岩手県3市町村から新たに受け入れる廃棄物をセメント原料にする本処理を八戸市の同社工場で始めた。

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 処理するのは、普代村の不燃系混合物(土砂や木くず、プラスチック片など)約1700トンと、久慈市の不燃系混合物約1万3400トン、洋野町の廃タイヤ約10トンで、年内に処理を終える予定。この日は八戸市職員らが搬入された廃棄物の放射線量率を検査し、異常がないことを確認した上で焼却処理を始めた。

 普代村の震災がれきは総量約1万4千トンあったが、今回で処理がほぼ終わるという。同村の太田吉信・震災復興室長は「復興が前進する」と安堵(あんど)の表情。久慈市の夏井正悟・生活環境課長は、残り約3万7千トンとなった不燃系廃棄物の処理が大きく進むことについて「がれきを片付けないと復興はできない。弾みがつく」と話した。

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