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大飯原発 運転継続を容認へ
6月20日 5時14分

大飯原発 運転継続を容認へ
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国内で唯一運転している福井県の大飯原子力発電所の2基について、原発の新たな規制基準を満たしているか確認している国の原子力規制委員会は、安全上重大な問題は認められないという内容の報告書の案を、20日の会合で示す方針で、2基の運転継続が認められる見通しになりました。

原発の深刻な事故への対策を電力会社に義務づける新たな規制基準は来月8日に施行されますが、国内で唯一運転している大飯原発の3号機と4号機について、原子力規制委員会は、ことし4月から新たな基準を満たしているか確認しています。
その結果、運転停止を求めるような安全上重大な問題は認められないという内容の報告書の案を、20日の会合で示す方針を固めました。
報告書の案は20日や今月24日に開かれる会合で最終的に取りまとめられ、大飯原発の2基は定期検査で停止することし9月まで、運転継続が認められる見通しになりました。
今月15日に大飯原発の現地を調査した規制委員会の更田豊志委員は、新たな基準で求められている事故対応の拠点となる施設の代わりに利用する場所や訓練を視察し、改善すべき点は残されているという認識を示す一方で、「決定的に欠けているという印象はもたなかった」と述べていました。

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