米フェデックス 3―5月期、調整後利益が予想上回る
[19日 ロイター] - 米宅配大手フェデックス(FDX.N: 株価, 企業情報, レポート)の第4・四半期(5月までの3カ月)決算は、好調な陸上輸送事業などに支えられ、一部項目を除く調整後利益が市場予想を上回った。一方で、消費者の低価格志向の影響が見られるとし、7月から米国・アジア間の一部事業の規模を縮小する方針を示した。
事業再編プログラム費用などを除いた利益は6億7900万ドル(1株当たり2.13ドル)となり、トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト1株当たり利益予想の1.96ドルを上回った。
純利益は3億0300万ドル(1株当たり0.95ドル)、前年同期は5億5000万ドル(同1.73ドル)だった。
売上高は3.6%増の114億ドル。エクスプレス部門は3%増加し69億8000万ドルだった。
消費者の割安志向を背景に、航空便よりも割安な陸上輸送の需要が増えており、陸上輸送事業は12%増の27億8000万ドルとなった。第4・四半期の1日当たりの平均取扱量は、マーケットシェアの拡大や電子取引の伸びにより10%増えた。
とりわけエクスプレス部門では航空便よりも船便を選好する傾向が強く、海外輸送部門では1件当たりの売上高が2%減少した。
同社のアラン・グラフ最高財務責任者(CFO)は「収益改善プログラムは進展しているが、顧客が海外輸送で低価格サービスを選好する影響を依然受けている」と述べ、7月からアジア・米国間のエクスプレス事業の規模を一段と縮小する方針を示した。
同社は、来年度の特別項目を除く利益が7―13%増加すると見込んでいる。この予測は、米国の国内総生産(GDP)の伸びを2.3%、世界のGDPの伸びを2.7%として算出した。算出に用いた燃料価格の見通しは従来水準から変わっていない。
アナリストの利益予想の平均は7.31ドル(前年比約11%増)となっている。
同社の株価は午前中盤の取引で3.7%高で推移している。
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