維新の会:橋下氏「選挙が全て」…都議選次第で進退も
毎日新聞 2013年06月19日 21時15分(最終更新 06月19日 22時10分)
日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は19日、東京都議選(23日投開票)の結果次第で共同代表としての自身の進退問題に発展するとの見方を示した。大阪市内で記者団に「僕らの立場は選挙が全て。支持を受けられなかったとなれば、そのまま継続するわけにはいかない」と述べた。
橋下氏の従軍慰安婦発言を受け維新の政党支持率は急落。石原慎太郎共同代表が「大迷惑」などと批判し、参院選の結果次第で橋下氏の進退判断もあり得るとの考えを表明している。
橋下氏は19日、記者団の質問に「都議選の結果次第でもそうじゃないか」と都議選の責任にも言及。自身の発言については「間違っているとは思っていない」と撤回せず、「都議選で駄目でも、次に参院選でも審判を受けたいとの思いがある。でも政党のメンバーから代表を辞めろと言われるなら、僕自身は代表にいられない」と都議選後の党内議論を踏まえて進退を判断する考えを示した。
一方、松井一郎幹事長(大阪府知事)は19日、「維新に橋下徹という政治家は必要だ」と選挙結果と進退の関連を否定。党内からは橋下、石原両氏の対立を懸念する声も出始め、党国会議員団は両院議員総会で橋下氏に説明を求めるなどの党内融和策を検討している。【村上尊一、熊谷豪】